1. Morning Star(R.Grant)
2. Days of Wine and Roses(J.Mercer/H.Mancini)
3. Wedding Waltz(J.Davis)
4. Moon and Sand(A.Wilde/M.Palitz)
5. So What(M.Davis)
6. Fire Water(C.Williams,Jr.)
7. If You Could See Me Now(T.Dameron)
8. Out of the Night(J.Henderson)
9. Tokyo Blues(H.Silver)
10. Village Blues(J.Coltrane)
Brian Melvin(ds),Jaco Pastorius(b),Jon Davis(p)
結構ボロボロのころの後期のジャコをゲストに迎えたBrian Melvinトリオの演奏。
スタンダードジャズ集です。
手垢のついたジャズスタンダードをストレートに演奏しまくる好演です。
ジャコを神のように尊敬するぼくですが、しかしこのアルバムにはちょっと手放しで大絶賛できない感じなのです。
・ベースが強すぎる録音
たしかにスーパーゲストとしてジャコを大きくフィーチャーしたい気持ちはわかるが、やっぱりベースはベースだと思う。ベースがでかすぎ。トリオとしての演奏を楽しみきれない、没頭しきれないんだよなあ。
・ジャコにスタンダードは似合わん
やっぱりジャコの真価はぶっとびオリジナルにあると思う。なぜスタンダードにこだわるのか?意味があるのか?と思ってしまう。確かにすごい演奏ではあるんだが。楽しめるんだが。ジャコがスタンダードを!とうれしいんだが。
なぜかそんなに楽しくない、入り込んで聴きこめないんだよね。なぜジャコが?と思ってしまう。
ありきたりのこと言っちゃうけどさ、ジャコってジャズの枠に収まる人じゃないじゃないですか。
でもそんなヘリクツを置いとけば、録音はきれいだし、確かにジャコのWalkingはすごいし。
うーん。
でも、でもちょっとなぁ。
*このレビューは2008年5月にmixiに投稿したものです。
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