Christmas Songs With Ray Brown / Ray Brown Trio
1. Away In A Manger
2. Santa Claus Is Coming To Town
3. God Rest Ye Merry, Gentlemen
4. It Came Upon A Midnight Clear
5. Little Drummer Boy
6. The Christmas Song
7. Rudolph The Red Nosed Reindeer
8. Winter Wonderland
9. We Wish You A Merry Christmas
10. O Tannenbaum
11. Jingle Bells
12. White Christmas
13. The Christmas Rap
Ray Brown(b), Geoff Keezer(p), Greg Hutchinson(ds, vo)
Dee Dee Bridgewater, Diana Krall, Vanessa Rubin, Etta Jones, Marlena Show, Nancy King, Kevin Mahogany(vo)
Russell Malone(g), Ralph Moore(ts)
Rec: 1999
久しぶりのディスクレビュー。
クリスマスだし、このアルバム行っちゃおう。
巨匠レイ・ブラウンの楽しいクリスマスソング集。
ピアノトリオをベースにいろんなゲストプレイヤーを曲ごとにフィーチャーするのは
「Some of My friends are….」シリーズに近いかもね。
でも本作はピアノトリオ録音も多く、インストも歌モノも楽しめる。
だれでもが知ってるクリスマスの名曲を、小粋に、楽しく聴かせてくれます。
えっと、ここが大事なところで、スーパーテク&グルーヴの結晶なんだけど、
押しつけ感もないし全然ヘビーじゃないのよ。
Jazz知らない人でも楽しく聞けること間違いなし。
なにがうれしいって、CDの中核となるピアノトリオ。
Ray Brown
Geoff Keezer
Greg Hutchinson
というメンバー。
おれぁこのジェフ・キーザーというピアニストが大好きなんだ。
バカテクですんごいことをやってるんだけど、イヤミが全然なくてね。
すごく好きなピアニストの一人。
何回か生演奏を見たことあるんだけど、クラシックの下積みがしっかりしてるんだろな、なんという印象。
バカテクなんだけど、すごく端正でエレガントなんだ。音数が多くてもそれを感じない。
(このころのレイブラウントリオはBenny Greenであることが多いからね。
あれ?違う!ジェフじゃん!とうれしくなってしまった。)
ゲストヴォーカリストは
Dee Dee Bridgewater
Diana Krall
Vanessa Rubin
Etta Jones
Marlena Show
Nancy King
Kevin Mahogany
と超豪華!
Dee Deeは相変わらず生っぽくて。いつものパワフルシャウトじゃなく絞り出すように。
Dianaはしっとりとエッチだし、
Marlenaは奔放にスキャットするし、
いやあー、ホント最高。
さらにゲストプレイヤーはギターにおれのダイスキなRussel Malone。
そしてテナーサックスに我が師匠、Mr. Ralph Moore!!
ネタをバラすと、Ralphを聴きたくて買ったんですよ。
そしたらもう一曲も捨てるとこのない極上アルバムで!
ジャズアルバムとして最高だからさ、年中聴きたいのよ。
だから夏場とかでもちょっと違和感を感じながら聴いたりして。苦笑。
でも今なら(執筆時は2012年12月)思いっきり大音量で掛けて、クリスマス気分も含めてCDの世界に入り込めるよ。
楽しくて、バカテクで、でも切なくて優しい気持ちにもなれちゃう、クリスマスの魔法がたっぷり。
このアルバム、アメリカではクリスマスシーズンに本屋やデパートでもかかってたなあ。
達郎もジョージ・マイケルもいいけどな。なかなかたまんねえ極上クリスマスソングズがここにあるぜ。
CD屋さんではもう売ってないかも!
Amazonが早いかもしれないよ。
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