小三治師匠

先週末は横浜で柳家小三治師匠の独演会を見てきた。
実に、実にすばらしかった。本当に心から震えた。
音楽も落語も「間」と「溜め」が最重要だなと痛感。
すっかり小三治師匠が大好きになって、Youtubeで映像を見まくっていた。
その中に、一ノ輔さんが真打になる時のインタビューがあったんだけど、実にしびれた。
落語家のみならず、すべての芸人が心に留めるべき、そしておれに完全に欠如したポイントについて語っていた。
小三治師匠にぶん殴られた気分だ。
師匠、おれはもっともっとうまくなります。

さて、この日の演目はまずは開口一番。三乃助師匠。
おれのダイスキな「棒鱈」!!
うひゃーーーーっ!!って大ヨロコビしてしまって周りの人に迷惑かけたのはぼくです。はい。
菊乃丞、喜多八両師匠の棒鱈を何十回と聴いて、もう丸暗記するぐらい大好きな噺なんですよ。
やっぱりアレンジも味わいもだいぶ違うよなあ!
面白かった!
そして大本命の小三治師匠。
超長いまくらは横浜・川崎の工業地帯、工場萌えブームを笑うんだけど、冷静に考えてみるとどうでも良い話なんだよねー。小三治師匠が話すだけでなんでこんなに面白いんだろ?
そして一席目の噺は「あくび指南」。
これもいろんな人の聞いたけどなー。すごい面白かった。
アレンジだけじゃなくて、登場人物など細部がやっぱりいろいろ違うんですね。これが落語の面白い所か。
残念なのは、広いホールだったから表情までじっくり見れなかったことだよ~。
次回は寄席で見るぞ!
中入りのあと、二席目は「死神」。
これも大好きな噺。オチがいろんなバリエーションあるんだよねー。
ほとんどの人はちょっとおマヌケ&コミカルな死神さんなんだよね。
小三治師匠の描く死神はちょっと怖いんだ。こういう解釈というか演じ方の違いってのが面白い&すごいよねー。
この噺、出だしがね、夫婦ゲンカのシーンだったんですよ。
12月だし、おれはてっきり「文七元結」だと思ってうれしくてまた悲鳴を上げてしまったんです。ごめんなさい!
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今回さそってくれたりょうへいくん、マサコ。
ほんとにありがとう!またぜひ見に行こう!
じっくり飲めなくてごめんね。
次回モツ焼きでがっちょり飲みましょう。
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明日の日曜日12/16は東京倶楽部水道橋でInnocrossingワンマンです。
みんな来てね。

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