おおおう。
この前ちょっとリコーダーのことをトゥイラーに書いたら結構反響が大きかった!
今日はプロリコーディストとしてちょっと知ったかぶりをしちゃおうかな!!
んふーーーーー!(ハナイキ)
さあ行ってみましょう。
今週のリコーダートリビア。
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なぜリコーダーは”Recorder”なのか?
それは小鳥のさえずりを”Record”する楽器だからなんだぜ!
かわいいトリさん
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楽器の音域はせいぜい2オクターブとちょっと。このきかん坊っぷりと不便さがかわいいんだよね。
一番小さくて音が高いのはクライネソプラニーノ。10センチちょっと。もっともでかいのはグレートバスとかで2メートル以上のでかさ。
一般的ではないが、もっとでかいコントラバスリコーダーとかもある。
タンス並みにでかいぞ。
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指使いにはバロックとジャーマンの2種類があって、簡単だからジャーマンが好まれるけど、これ大間違いなんだよ!
指を簡単にした代わりにほかの#、bの指が難しくなっている&音程が悪くなっているのです。
最近は小学校でもジャーマン推奨されているようだ。これは絶対に許せん!フンガフンガ。
ファの音を「人薬小」指で押さえるのがバロック。絶対こっちをお勧めします。
見分け方はコチラ。(ヤマハのHPより転載)
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バッハ、ビバルディの時代、リコーダーはオーケストラの花形楽器だったんだよ。でもフルートの発明によりどんどん衰退していきました。音量・音域で完敗だからね。
だからフルートってのはおれたちにとって仇なのだ!
(うそうそ。フルートも好きよ。)
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ちょっと耳の肥えた音楽ファンはさ、
「キース・ジャレット大好き~。」
とか言うけどさ、彼がハープシコードを弾くリコーダーソナタ集があるのを知らないでしょ!
リコーダー奏者ミカラ・ペトリと一緒にバッハとヘンデルのソナタを録音してます。
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かなり特殊な奏法なんだけど、楽器の一番下にあいてる穴を膝で塞ぎ、とても高い音を出したりする時があります。
これの練習してて自分の前歯を叩き折ってしまうプレイヤーが結構いるらしいよ。
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オーケストラの伴奏でソロ楽器のための曲を「協奏曲」「コンチェルト」と言います。
ヴァイオリンとかピアノが有名だけど、実はたいがいの楽器にはその楽器のために書かれたコンチェルトがある。
もちろんリコーダーコンチェルトだってあるんだぜ!ビバルディのが有名。
おれの人生の目標はリコーダーコンチェルトを生オケと演奏することだ!!
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これでリコーダーに興味を持っちゃったキミはこっちも見てみよう!
とってもおもしろいぞ!!
http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B010601&i_renban_code=102
しかもこれ、世界最高峰のリコーダー工房の一つ、タケヤマリコーダーの工場の映像なんだからね!すごすぎる!!
http://www.yamaha.co.jp/edu/instruments/recorder/factory/index.html
こっちは栗コーダーがヤマハの工場を見学。
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ここからが一番大事。
みんなオモチャだと思ってるあの楽器だけど、ほんとはちゃんとした楽器で、ものすごくいろんなことが、何でもできるということ。
ものすごい早くて複雑なパッセージも、そしてアドリブだってガンガンできちゃうんだぜ!
確かに原始的な構造の楽器だけどね。
現代のサックスやフルート、クラリなどのように吹きやすいようなメカニカルな構造って無い。
奏者に無理をしいる楽器。
しかし奏者のワザと努力でいかようにもなるんだぜ。
これ見てひっくり返ってよ!
ブレッカーにコルトレーンだぜ。
うーむ。おれだってこんぐらいできるぞ!やってやらぁ!
やるぞー!
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このとおり、すばらしい楽器です。リコーダー。
みんなバカにしないで、おもちゃだと思わないでね。
そしてそして、頼むからエロビデオで使わないでほしいんだよね・・・。うううう。
関係者のみなさん。どうかひとつよろしくお願いしますよ。