悪魔の手先


先日の発表会でな、思わず泣きそうになっちまったんだ。
というのもな、カブ教室の生徒さんの一人がチョイスしたのが「ひまわり」。
あまりジャズのスタンダードとは言いがたいこの曲は実はヘンリー・マンシーニの作曲だ。

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世界でもっとも悲しい映画の、世界で最も悲しい旋律を持ったテーマ曲にぶん殴られた。
文字通り、一面のひまわり畑に立ち尽くすソフィア・ローレンの姿が一瞬でフラッシュバックして本当に泣きそうに、いや泣いてしまった。
十何年も忘れていて、完全に不意打ちを食らってしまった。

マンシーニっていう作曲家は悪魔の使いなのか・・・。
こんなにシンプルな旋律とコードで、いったいなにがどうしたらこんな曲が書けるんだろうか。
やはり映画のイメージもでかいんだろうけどな。
否、あの映画はこのテーマ曲がなかったらこんなに名画として語り継がれるほどの作品ではなかったのかもしれない。
なんて思っちゃうわけですよ。

この曲、そのうちライブで演奏したいなー。
あ、もちろんプレイされていた生徒さんの演奏もすばらしかったからなんだけどね!
ピアノでも美しいけどこれ、ガットギターで弾いたらまたたまんねーんだろうなあー。

映画もう一回見よう!
それで思いっきり泣こう。

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