bpm / Terry Bozzio



今日は(も)かなりマニアックなチョイスです。すんません。
便宜上ジャズにカテゴライズしたけど、ジャズからかなり遠いかも。
変態ドラマーと言えばこの人!
世界のドラマーから神格化されているTerry Bozzioの率いるbpmのアルバム。
Jerald Preinfalk(winds)、Alex Machacek(g)の織り成すヘンタイサウンド!
そうなんです。ベースレスでベースクラリネット、歪んだギターとのトリオ。
この編成からも想像できるように実に浮遊したサウンド。
ギターのサウンドなんかかなりロッキンな感じだけど、ドラムがぐちゃぐちゃにあおるし、ベースクラリネットの咆哮が切り裂くサウンドは鋭いし。
これがめっぽうおもしろい。
ベースレスだけど、ベースクラリネットとギターがお互いをうまく補完しあっています。なんか足りないなーと思うことが以外にないのです。
以外にストレートに普通に聴けるところがびっくり。
メロディーのしっかりしたわかりやすい曲も多いし、かと思うと#5なんてゆっくりのテンポでひたすらソロ合戦の浮遊しまくりトラックもある。
このへんはわざと浮遊したサウンドをねらってるんだろうね。
サックスプレイヤーのぼくの立場からすると、このバンドは疲れそうだな~、と思う。
ベースラインを吹いたり、ずっとアルペジオを吹いたり、休むところがなさそうで・・・。
超高速、複雑怪奇な激ムズメロディーを決められてノックアウトされます。
さすが、ロサンゼルスの最高レベルのミュージシャンたちだ。
けど、反面ライブ録音と言うこともあり、適度にゆるいところもいいです。
ヘンタイヘンタイと書いたけど、純粋なジャズ・フュージョンを聴く人、そしてロックを聴く人ならすんなり受け入れられてうんと楽しめるアルバムだと思う。
ただしこのCD、お店では買えないかもしれない。
CD屋さんを探すよりご本人のHomepageから買うのが一番早いかと思います。
http://www.terrybozzio.com/

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