Conversations With Christian / Christian McBride


1. Angelique Kidjo / Afrika (4:28)
2. Regina Carter / Fat Bach and Greens (4:41)
3. Sting / Consider Me Gone (4:23)
4. Eddie Palmieri / Guajeo Y Tumbao (6:18)
5. Roy Hargrove / Baubles, Bangles and Beads (5:22)
6. Dr.Billy Taylor / Spritual (7:12)
7. Dee Dee Bridgewater / It’s Your Thing (5:13)
8. Hank Jones / Alone Together (5:38)
9. George Duke / McDukey Blues (5:35)
10. Chick Corea / Tango Improvisation #1 (9:11)
11. Russell Malone / Sister Rosa (6:45)
12. Ron Blake / Shake’n Blake (5:36)
13. Gina Gershon / Chitlins and Gefiltefish (6:44)
ふと衝動買いしたんだけど、これめちゃめちゃ良いよ!
彼の親交の深いいろんなジャンル/楽器のプレイヤーとのデュエット集。
もう、いちいち説明しないけどさ、どれもほんと素晴らしい。
音楽的に高度なのは当然として、二人で会話を楽しんでる感がものすごく伝わってきて嬉しくなっちゃうんだ。
良いフレーズが出ると思わずマクブライドが「イェイ!」とか言っちゃうのも聞こえてくるんです。
これは良いオーディオで、大音量で聴きたいねえ。
マクブライドの太くて地を這うようなベースワークも、スティングやDee Deeの生っぽい声もじっくり良い音で聴きたい、って気分になるよ。
ハーグローブのトランペットもロン・ブレイクのサックスもきっと全然リバーブとかコンプとかかかってないんだと思う。
息遣いまで、そして楽器が震える様子まで見えてきそうだ。
とくに二人は普段攻撃的なプレイが多いから、こうしてゆったりとストレートなジャズをやるのって貴重かもねー。
ハーグローブのトラック、ホントに良いよ!
全トラックドラムレスだからね。上ものの音のうんと細かいところまで聞きたくなっちゃうのよ。
歌モノは全トラック最高!
ホーンものもさっき言った通り。
ピアノものはその個性の違いもばっちりわかって、タッチやフレーズを聞きわける楽しさもあるし。
ギターはおれのダイスキなラッセルだし。
でもやっぱりすべてを極上な音楽にしてるのはマクブライド先生のぶっといベースだね。
まさに極上。ファット。芳醇。濃厚。
ベースだけでこんなに楽しくなっちゃっていいのか?こんなにグルーヴしまくっていいのか?
とくに#2,#5,#8などのジャズ曲での前ノリ加減は本当にたまらんです。
いやー、こんな人とデュオで演奏したらそりゃー楽しいんだろうなー。
ちょっと思ったんだけど、故Ray Brown大先生の”Some of My Best Friends Are….”シリーズと似てる感じがするよね。
御大はこのシリーズをピアノ、サックス、シンガー、トランペット、ギタリストで録音しています。
このシリーズに対するオマージュ、そして挑戦なのかもしれないね。
(本稿は今回書き下ろし。ほかのレビューはこちら。現在34枚。)

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