34th N Lex / Randy Brecker



1. 34th N Lex
2. Streeange
3. Shanghigh [Live]
4. All 4 Love
5. Let It Go
6. Foregone Conclusion [Live]
7. Hula Dula
8. Fisherman
9. Give It Up
10. Tokyo Freddie [Live]
11. Castle Rocks
Randy Brecker(trumpet), Michael Brecker(t.sax), David Sanborn(a.sax), Ronnie Cuber(b.sax), Ada Rovatti(t.sax), Fred Wesley(tb), Michael Davis(tb), Adam Rogers(g), Chris Taylor(g), Chris Minh Doky(bass), Gary Haase (bass, program), George Whitty(kb, program), Clarence Penn(drums), Zach Daziger(drum program), Makeeba Mooncycle(voice), J Phoenix(vacals)
なんとなく手にして、なんとなくBGMに聴いてて、もう泣き出しそうにうれしくなってしまったCDです。
これは紛れもなくブレッカーブラザーズの最新作!
この、お兄ちゃん名義の新作を聴いて、B.ブラザーズの陽気で不思議な浮遊感覚。そしてピリッとユーモアや茶目っ気が利いてる独特の曲ってのはお兄ちゃん、ランディによるものなのだったのだなと気がつきました。
偉大すぎるサックスプレイヤー、故マイケル大先生ですけど、彼が曲を作ったらやっぱしこうは行かないもんね。
B.ブラザーズの最新作と言ったけど、マイク、ランディ、そしてアルトのデイビット・サンボーンが入ってのうねるホーンセクションは結成初期のものじゃないですか!うねりまくって切れ味最高のホーンセクション。まさかまた聴けると思わなかったなぁ・・・。
さらに曲によってはFUNKの申し子とも言えるフレッド・ウエズリーfrom JB’sが!
そして一曲目からブリブリに飛ばしまくるバリトンはロニー・キューバ!
これで悪いわけがありません。
今週もう10回以上聴いてます。
弟マイケルの偉大さにかすんでしまう兄ランディだけど、やっぱり彼のすごさを再認識。作曲、アレンジのセンスはほんとにすばらしいと思います。
じつはほとんどの曲では打ち込みドラムなのですが、これが実にたくみに使用されていて、まさにお手本って感じです。なーるほど。
打ち込み絶対反対派のぼくですが、すっかり納得して聴いています。ははは。
古いブレッカーブラザーズを描くだけでなく、新しい音楽も柔軟にとりいれて新しいランディワールドを作ってる感じがします。さすが!
そして全編でおおきくフィーチャーされている故マイケル・ブレッカーのサックスを聴いて涙する。
彼の急逝からもう一年になりましょうか。こうして彼の「あたらしい録音」に触れられて感激。
永遠に失われたと思った天才のサックスの録音がこうしてまた聴ける。ぼくは泣きそうだよ。
ちょっと気がついたんだけど、このアルバムではマイケル、プラスチックのマウスピース使ってないかな?
なんかすごくやわらかい音に聴こえるのですけど。
もっと早くに出会いたかったCDです。
しばらくヘビーローテーションだね。

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